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レイトン教授シリーズ支援の第一人者(自称)をやっているインターネットお絵描きマンです

ゲーム続編「嘆願署名」の集め方

大好きなゲーム作品が大人気のまま完結し、公式から忘れ去られてしまった…この憤りと悲しみをどうしよう、という思いを抱えて右往左往しているオタクは少なくないと思います。

わかる、だって拠り所なんだもの。

 

私がレイトン教授シリーズの復活を願って署名活動を行ったのは、2015年10月から2017年2月のおよそ一年半でした。

集まった署名は世界数カ国から1,738名。私はこれを一応の成功と見ています。


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もっと規模の大きなジャンルなら、それ以上の数は集まったと思いますが、数以前に「言語も違う1,700名以上の人間が、一つの同じ目的の為に行動できた」という点で成功だと思っています。

 

署名の有効性

まず調べたのは、署名の有効性でした。

色々見ていると、名前と住所が自筆で書かれている場合、有効票と確認できるとのこと。

同じ家に住む家族も、住所を省略するなどせず全記載いただくことで、一人一票と数えられます。

 

個人情報の取り扱い

しかし個人で、見ず知らずの方の大勢の個人情報を管理する度胸も技量も、私にはありません。

万が一流出などしてしまったら、えらいことです。

どうにかインターネットを通じて匿名で集められないかと調べているところに見つかったのが、Change.orgという、「賛同者集めキャンペーンサイト」です。

 

Change.org


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Change.orgに登録すると、氏名も住所も入力する欄がありますが、あきらかな偽名でも有効票としました。

だって登録にはメールアドレスが必要だし、メールアドレス作る時に有人確認してくれるでしょ?

一人で何度も投票できないように、IPアドレスか何かで管理しているのか、たまに「投票できませんでした」という報告もいただきましたが、1,700名ほぼ全ての方が問題なく投票できました。

社会問題提起がほとんどのChange.orgで、「ゲームの続編欲しい」キャンペーンを展開するのは多分に気が引けましたが、その点をご指摘いただくことはなかったので、良かったです。

何よりも、活動の経過・結果報告を登録のメールアドレスに一斉送信できたので助かりました。

 

紙媒体も用意


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オンラインで登録できない方用に、書面も準備し、コンビニの複合機でダウンロード印刷できるようにしておきました。

わざわざお手紙を添えて郵送くださった方もいらっしゃいましたし、同人誌即売会に持ち込んでくださった方もいらっしゃいました。

 

情報提起

土台が整っても、活動が知られなければ賛同者は得られません。

幸いなことに、私の周りには、レイトン復活賛同者が何人もおり、常々拡散や広報を手伝ってくれましたので、公開9時間後には100名の署名が集まっていました。2日後に200名、一週間後には300名を超えていました。

心強かったのは、アメリカや韓国の友人達です。

欧米人の利用者が多いFacebookで、私はコミュニティを築いていなかったので、その方面での広報を申し出てくださった方もいらっしゃいました。

日本人よりも欧米人の方が、こういった活動に対するハードルは低く、すぐにたくさんの方が投票という行動に移してくれました。

 

協力者

レイトンシリーズのプレイ実況者さんや、フォロワーが万単位でレイトン好きを公言されている有名人などにも直接声をかけたのですが、返答はありませんでした。

また、ゲーム記事サイトや攻略サイトなどで取り上げていただけたら加速度的に認知度が上がると思って打診したのですが、こちらも返答はありませんでした。

こういった方々と関係性があれば、もっと活動を周知できていたのではないかと思います。

 

送付先

レイトン教授シリーズの場合、制作決定権は日野社長に一任されていることが明確だった為、福岡のレベルファイブ本社の日野社長宛てに直接郵送しました。
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実は直接お会いして手渡しできないかとの打診もしていたのですが、返答来ず、全ての署名とコメントをプリントアウトしてファイリングして送りました。

 

人が人を動かすのは熱意だ

私は日常的にツイッターでレイトンファンとの交流を行っていたことで、周囲にいた濃いめのレイトンファンが、すぐに熱い思いをぶち撒けたコメントを投稿してくれました。

それに感化された誰かが、同じようにコメントを残す。

長い時間をかけて、ゆっくりと、様々な言語でそれが繰り返されていき、5ヶ月後の2015年2月には、590名もの署名が集まっていました。

忘れもしない、その4ヶ月後の2016年6月24日です。

ニコ生レベルファイブvisionにて、「レデイレイトン〜大富豪アリアドネの野望〜」の制作進行が発表されました。


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日数的に、署名提出の前から制作は行われていたのではないかと思いますが、ニコ生で日野社長自ら「署名活動とかもね、ありがたいです」とコメントをいただき、続編嘆願活動は終了、以降は「続編応援活動」と名を変えて、2017年2月15日のレイトンシリーズ10周年に、合計1,738名の署名を送らせていただきました。


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10周年には都内でゲリラ的に公式ファンイベントが開かれ、急きょ集まることができたレイトンファン数十名ほどで、レイトン10周年と新シリーズの制作をお祝いできました。

 

平日の夜じゃなければ私も駆け付けたのですが、友人が行ってくれて、日野社長と直接署名活動について話してもらえたので、嬉しかったです。


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現在レイトンは、レイトン教授の養女カトリーエイルを主人公とした一話完結型アニメが人気を博しており、scrapとの提携イベントが開催されたりと、非常に盛り上がっています。

署名運動は、制作陣に何かを伝えることができたのか分かりませんが、「これは応えてくれたのかも」と思うと、主催を買って出たことを、誇らしく思う時はあります。

 

さいごに

続編嘆願活動は、賛同者ばかりではありません。心から作品を愛している人ほど、「続編はもう欲しくない」という願いも持っています。

身近なコミュニティから、活動をやめてほしい旨を伝えられても、それでも「最後まで続けるんだ」という意思が何より重要になってくると思います。

目立つ活動は、それだけで誹謗中傷を受ける確率も上がります。

なので、一概に「みんな署名活動やったらいいじゃん」とは言えないのですが、作品が好きだという声を制作陣に届けたいという一途な願いは、とても素敵なものだと思うのです。

 

せっかくインターネットが発達して、一人一人が簡単に声を上げられる時代になったんですから、ユーザーの心からの感謝が、きちんと制作陣に伝わるといいなと思います。