【考察・ネタバレ】カトリーエイル・レイトンの父親【レイトン教授】
こんにちは。レイトン教授シリーズの続編が欲しすぎるあまり公式に交渉する女、牧です。
「続編に反映してほしいなら、ブログとかレビューとかの方が良いよ!(ログが残るから)」という意見を聞いて、さっそくブログを更新しました。(素直)
ストーリーの根幹に関わる多大なるネタバレについて考察するので、大丈夫な方だけお読みください。
まず検索から辿り着いた方の疑問点は共通してここだと思うんですけど、結局カトリーちゃんの実父は誰なんや???ってところです。
アニメ『ミステリー探偵社』では、こんな疑問が提示されました。
- カトリーの実母カミラは何者なのか
- 実父の存在
- カミラはなぜレリクスを追っていたのか
実はこれらは、アニメ作中では言及されていません。
ついでに言うと、なぜシャーロが喋れるのかも解明されていません。
「ぶん投げたナゾは解明してくれぇ!」という先日のツイートにも、同意ふぁほがめちゃくちゃ付きました。
レイトンアニメ2期、普通にカトリーちゃんの出生の謎が解き明かされて欲しいし、なんならしれっとアルフェンディの出生についても言及してほしい。
— 牧 (@maki56565) 2021年9月1日
なぜシャーロが喋れるのかも解明してほしいし、っていうか普通に疑問点ぶん投げたまま終わりにするな💢💢💢
(2021年9月現在、Twitterを用いてレイトンについての情報を常日頃集めている層が100人程度)
頼むよレベルファイブ…
ほら…2期の用意があるんだろ…?
「謎は解けるから謎なんだ」って、レイトン教授も言ってたでしょ!?
散りばめた布石を全て回収して、名作とまで言わしめた前後編ミステリーゲームは世の中に存在するので、日野晃博氏のシナリオライターとしての腕を期待して待ち続けます。
続編くれよ!!!!
2期を待つ前に、現時点で分かる範囲で情報を整理していこうと思います。
なぜカトリーの母親(カミラ)は、レリクスを追っていたのか
ここも作中で明言されていません。
なので、逆転の発想で「なぜカミラはレリクスを追う必要があったのか?」から考えます。
臨月であるにも関わらずレリクスを追っていた状態から、かなり差し迫った様子であることが伺えます。
ここで、レリクスとは何かをおさらいしておきましょう。
- レリックストーンが指し示す幻の大秘宝
- 不幸を招くと言われている
- 様々な考古学者が探してきた
- 科学者達に解明できない未知の物質である
ここまでが一般的に知られている内容です。
その正体は、
となっています。
知らない方のために一応説明しておくと、レイトン教授の世界には、「超古代文明アスラント」という超科学文明が過去に存在していることになっているので、大体の不思議現象はオーバーテクノロジーで解決されてしまう大変便利な世界になっています。詳しくは「レイトン教授と超文明Aの遺産」をプレイするんだ。
カミラさんは考古学者ですが、どうにも「興味本位で近付いた」とは考えにくいです。
レリクスを追う旅は足場も悪く、身重の女性が調査に向かう土地ではありません。
おそらくサウサンプトンに向かう道すがら、寺院からも狙われていたのではないかと予測できますし、危険を顧みずにレリクスを追っています。
そうまでする理由とは何なのでしょうか?
【予測1】夫がレリクスを追って行方不明になったのは本当だった?
嘘の中には適度に真実を織り交ぜるのがセオリーとされています。
「カイル・エイザーン」はカミラさんが使用していた偽名であることが、宿帳への記録からも判明しますが、「レリクスを追っている内に行方不明になった人」は本当にいなかったのでしょうか?
レリック・ストーンは「不幸を招く」と噂されてきた石。
クランスコール寺院は、真実の解明を恐れて、近付くものは次々に排除してきたことが伺い知れます。
レリック・ストーンの招く不幸=クランスコール寺院が起こしてきた失踪事件のことだったのではないかと思います。
ではカミラさんの夫は、本当にクランスコール寺院によって排除されたのか?
そうだとすると、わざわざ「カイル・エイザーン」の名を告げる理由がなくなってしまいます。素直に夫の名前を告げても差し支えないはずです。
ここからは推測ですが、おそらくレリクスを追っていたのはカミラさん本人。カミラさんの夫は、カミラさんの家族として、警告の為に事件に巻き込まれたのではないでしょうか。
これはクランスコール寺院が、メアリナを人質に取ったり、レイトン教授が再三「家族に連絡を取らないように」と念を押している辺りからも、「近しい者を人質に取る組織」であることが強調されています。
しかしそうすると、ますますカミラさんがそこまでしてレリクスを追おうと決意した理由が気になります。
カトリ―ちゃんの実父は生きているのか?
予測を続ける前に、この辺りも言及しておきましょう。
作中、カトリーちゃんの実父が生きているのか、死んでいるのか、その結論はあやふやなままにされてしまいました。
ただ、レイトン教授が「もうこの世にはいないのかもしれない」という言葉を発しているのみです。
メタ的な推理になってしまいますが、主人公がわざわざ「死んでいるかも」とセリフを吐くのは、「本当は生きているか」「本当に死んでいるか」の2択です。(当たり前だ)
ただ演出的に、「本当は生きている」とするには、あまりにも実父の存在が希薄すぎます。
このセリフはレイトン教授がその推理力を持って「実父の死がかなり色濃いことを予測している」というセリフに感じました。
教授のことですから、カミラさんの行動を追いながら、その周辺に夫の存在がなかったかも調査していたはずです。そこがあまりにも存在感が感じられなかったため、その死を予測したのではないでしょうか。
これでもし生きていたとしたら、妊娠中の妻にまったく関与しないクズ男になってしまいます。そんな実父は嫌だ。
【予測2】カミラはレリクスの正体を知っていた
カミラさんがレリクスを追うにあたって、「誰も解けなかった大秘宝」というぼんやりとした正体を求めていたにしては必死すぎます。
となると、かなり高い解像度でレリクスの正体が判別できていたはずです。
- 100年前に見つけ出されていた
- 周囲を腐敗させる
この辺りは、直接レリクスが安置されていた現場で判明されたようですが、コールドスリープ装置であることは元々分かっていたのではないでしょうか?
そうすると、その装置を求めた理由ですが、
- 自身を未来に転送させたかった
- 第三者を未来に転送させたかった
の、どちらかかもしれません。
カミラさんの周囲に第三者は感じられませんし、出産でお亡くなりになっている描写から、もしかすると不治の病を患っており、未来で治療法が見つかっていることに賭けたかったのかもしれません。
いやいや、調査をしている内に、装置が引き起こしている腐敗を止めなければという正義感が芽生えたのかもしれません。
しかしいずれも作中で表現されていないため、しっくりきません。
やはりここは第三の選択肢、
- 過去から転送されてきた人物が目的だった
という推測を立てたいです。
おそらくカミラは、この時代、アルデバランが目覚めることを知っていた。
だから身重な体を押してまで、レリクスを追い求めることに必死だった。
目的はおそらくアルデバランの計画を阻止する為…と考えると、全ての合点がいきます。
しかし志半ばで息絶えてしまい、結局デレンダー親子は殺害され、教授とルークはアルデバランの計画に巻き込まれます。
なぜカミラがアルデバランの計画を知っていたのか
ここの根拠が弱いので、長々と可能性の羅列をしてしまいました。
ぶっちゃけ根拠はない。
ただ、アルデバランの婚約者カーラとカミラの名前が1文字違いなのは、どう考えてもわざとだろう。それだけです。
カミラは、アルデバランの婚約者カーラの子孫であり、彼女が送り込んだ、アルデバランを止める使者だったと考えるのが自然ではないでしょうか。
どことなく面影がある…?
ただカミラの目的に関して本当に全く何も描写されていないので、全部推測になってしまっているのが惜しい。この辺りも解明編で説明してくれても良かったのではないかと思います。
なんならレリクスの謎を解明できるほどの知能に長けたカミラは、アルデバランの子孫である可能性もあります。
根拠は「私を幸せにできるのはあなただけ」というカーラの一言のみです。
この一言は、女が虚栄心にまみれた男を引き留めるには、依存心だけが際立たされてしまい違和感が残ります。
もしもそこに、
「私(とお腹の子)を幸せにできるのは(父親である)あなただけ」
という意味が含まれていたのだとしたら、母親としての愛と、男を行かせてやりたいと願う女の葛藤が見て取れて、非常に良いシーンだと思う。
シリーズ全体を通して、「男って生き物はしょーもねぇな」ってのと、「そこを遥かに凌駕して全てを包み込む女性(母親)ってやっぱすげぇな」ってテーマが見え隠れする。
何度も言いますが、カトリーちゃんがカーラとアルデバランの子孫であることは、作中どこにも表現されていません。
でもしかし、もしもそうであるならば、時を超えて目的を果たそうとしたアルデバランを止めたのが、時を超えて送り込まれた実の子孫だったなんて展開は、結構なムネアツ展開だなと思います。
カーラさんはアルデバランを止めるために口伝を残したというよりも、無茶をして110年後の世界に蘇ろうとするアルデバランに「幸せに生きてほしかった」という愛のために血を育んできたのだろうと思えます。
結局結論としては、「レイトン教授とカトリーちゃんは、真実がどうであれ本当の親子以上の親子」ということなので、真実の描写を意図的におざなりにしたのかもしれません。
知らない方のために補足すると、レイトン教授自身も養子で育っています。
レイトン教授の本当の名前は「レパード・ライネル」、ただし自身はその名前を否定し、「本当の両親」はロンドンに暮らす養父母であると明言しています。
複雑な生い立ちに育ち、血の繋がりに翻弄されてきたレイトン教授でしたが、教授自身が血の繋がり以上の家族を作ることができた『ミステリー探偵社』は、本当に良い作品だったなと思います。
ゲーム『ミステリージャーニー』でも再会させてあげてくれぇ!!!!!
レイトン教授の複雑な生い立ちが知りたい方はこちら
ちなみにアニメで一瞬だけ映ったアルフェンディ・レイトンですが、こちらもまた血の繋がりについて真実が明らかになっていません!
時間軸的に、アルフェンディはカトリ―が養子になった後、教授が失踪するまでに養子になったと見られますが、いったいどこでいつなぜ養子になったのか…
ルーク失踪時25歳確定したので、レイトン年齢早見表更新しました。教授不老説のナゾが解き明かされそうでどうしよう… #アニメレイトン pic.twitter.com/t7tSxkVwJo
— 牧 (@maki56565) 2018年12月9日
アルフェンディが8~18歳の間までに養子になっている。
よもやカミラさんにはカトリーの他に実子がおり、調査の間にそれが判明したために兄共々養子に引き取った…などの様々な憶測がされていますが、出生が不明すぎる!
アニメに出した限りは、その繋がりも解明してくれるんですよね、レベルファイブさん!!!????
ただのファンサのチラ見せとか辛すぎる。
ミステリールーム2の発売もずっと待っています。
アルフェンディの弟って、誰なんや!!!!!!